【長文】⚠️軌道修正には勇気とパワーが要るというお話

おはようございます☀
社会人アーティストのまえぽんです。
またしても
大変ご無沙汰しておりました。

Facebookにも日記を書いているのですが、あそこには様々な人が来るため
今日はちょっとばかり
〝深い話〟を書くことになるので
敢えてマニアックな(笑)このブログに記載することにした次第です。

⚠️少しばかり過激な発言が出るかもしれませんので…〝それは少しきつい〟と思われる方はこのページを直ぐに閉じて下さい。







…と、
そろそろいいでしょうか。

私は9月末で
約7年間余り勤務した病院を退職しました。そして
近所にオープンするスーパーマーケットのオープニングスタッフとして
10月からスタートを切ったのです。

当初は事務職希望でしたが、既に枠が埋まっていました。
面接の折に
視力障害があるためレジ打ちができません。レジのない部署がバックヤードで働かせてください。
と面接官の店長に伝えたところ

ベーカリーではどうですか?

と、提案されました。
ベーカリー部はお店の事前の部署で
パンを店で焼いています。
ベーカリーにレジはなく、お客さんは普通のレジで会計をします。

それでもその時は
可能性を見つけてチャンスを与えてくださった事が本当に嬉しかったんです。
最近の求人応募はウェブサイトによる応募が殆どで、年齢や障害のことを書くとなかなか面接にはたどり着けません。
それをたった1週間で受け入れてくれた事に本当に心から感謝していました。

オープンする店舗は自宅から歩いて15分ほどの場所ですが、契約した当初はまだ建設中だったため
私は葛飾区の小菅店でベーカリー部の研修を受けることになりました。
同じ部署に配属される人も一緒に受ける研修です。
中には研修場所が遠いと言う理由で、一切参加しないと言う人もいたようです。

ほぼ2週間余りの研修期間
小菅店のベーカリー部の皆さんは、本当に親身になって私に仕事を教えて下さいました。
チーフは気さくに話しかけてくださり、スタッフの方お一人お一人も
〝こうやるとやりやすいよ〟
いろいろ試行錯誤しながら、私の見えづらさをカバーしてくださっていました。私もそれに甘えることなく
どうしたらもっとスピーディーに
きれいに作業を進められるだろうと努力を重ねてきました。

研修が佳境に差し掛かった頃、
小菅店で偶然
新店舗の店長に会いました。
面接をしてくれた店長です。
〝前向きに明るく頑張ってくれているってベーカリーで聞いてきたよ〟
ですが、店長の私に対するコメントはとても厳しいものでした。
それは作業スピードと採算性です。
まだ私の中で〝それ〟を解決する方法が見出せていなかったので、返す言葉も見つかりませんでした。
研修中は仮契約で
研修が終わり実店舗での勤務が始まった3ヶ月後に本契約と言う形になることになっています。

このままじゃ本契約には行けないな

その日の私は沈んでいました。
チーフが声を掛けてくれました。
その笑顔と温かい声に励まされ
小菅店には元気にパンを作っている
プロフェッショナルがいることを誇りに思いました。
そんな方達と一緒に仕事ができることを幸せに思い、どんな結果になっても
それはいい経験になるのだからと
前向きな気持ちで自分をなんとか立て直したのです。

やがて研修が終わり、新しいお店へ
そこにはチーフもいなければ
指示を出してくれる人などいません。

新店舗のオープンからしばらくは、他の店のチーフやバイヤーの方がお手伝いに来てくれますが、最終的にベーカリー部を作っていくのは今いるメンバーです。
この日にどんなパンをいくつ作るのか
その為にどんな下準備が必要なのか
置かれている指示書やレシピを見ながら仕事を進めていくことになります。
朝1番から調理パン作り
品出しをしたら翌日に出すパンの下ごしらえをして、大量の洗い物片付け
揚げ物に使った油の処理をして
ラストまで居る私は掃除も引き受けることになります。

つまりここには

視覚から得ねばならない情報が多すぎる

のです。

🥖研修に入る時
人事部のトレーナーから
仕事の進め方を書かれたレジメを貰いました。
🥖パンを作る場所にはレシピが置いてあります。
🥖ラベルを貼る機械の所に〝どのパンをどの袋に詰めて何で封をするか〟
🥖洗い物をする場所には、何を洗う時はこのスポンジを使う…その際の洗剤はこれを使う…等の指示が掲示してあります。

🟥置かれている指示書については手に取って見ることができますが、掲示されているものについてはそれができません。

普通の人が当たり前にできることが
私にはできません。
いいえ、できたとしても時間がかかるのです。

✖️掲示されているものについてプリントアウトしてほしいとトレーナーに願い出ましたがスルーされました。
✖️携帯電話の持ち込みは禁止されているので写メることもできません。
✖️メモを取るには項目が細かすぎます。

私は誰よりも作業に時間がかかります。
それを克服するのが大きなテーマでした。
小菅店で教えて頂いた丁寧な仕事をどうやったら受け継げるのか…あの店のパン達が本当においしかったので
それを大切にしたいと思っていました…ですが、結論から言うとそれは理想に終りました。

研修中私は毎日、ベーカリー部のパンを買って帰りました。
自分が手がけたもの…
興味のあるもの…
まるで我が子のように愛着を感じました。
しかし、実際は…
売れるパンを早く作る
採算性重視なので仕方のない事です。

なんとなく予測はできていましたが私は人事部のトレーナーとことごとくぶつかりました。


🟥以下、人事トレーナー談
〝私が見ていないと作業効率落ちるよね〟

〝そんなんじゃ仕事おわんないよ〟

〝丁寧にやってりゃ良いってもんじゃないんだよ〟

〝いいから何も考えないでやれ❗️〟

〝仕事の指示は書いてあるものを見ればわかるようになっています
見えない事は理由になりません〟

〝レジメも読まないで言い訳しないでください〟


これを言われた時、
私は〝見えない〟と言う言葉を封印しました。

何を言っても〝言い訳〟や〝甘え〟とみなされてしまうからです。

もちろん、トレーナーの言ってる事は正しいことなんです。
なので、反論は一切できません。
ですがこの人の〝決めつけ発言〟には我慢がならなかった。
こんなことがありました…
トレーナーが油の処理の方法を皆んなに教えようとしていた時、私は任されていた食洗機の作業に取り掛かっていました。
洗浄が終わり蒸気を逃すために扉を開けたりしていたらその場所に行くのが少し遅くなったのです。
その時

〝吉田さんは
自分には関係ない仕事だと言う顔をしている〟

と…
他の事では一切反論した事はなかったのですが、この決めつけには我慢ができず

〝そんなふうに思った事は1度きりだってありません❣️〟

とたった1度だけ言い返しましたが
スルーされました🌀

こういうことを書くと
名誉棄損とか
営業妨害とか
言われるかもしれませんが
私の店のパンは美味しくありません。
おんなじ材料を使っている他の店のパンに比べたら、売り物にするのが罪ではないかと思うモノすらあります。
アンバランスにコロッケが挟まれた調理パン…もやしよりも焼きそばの方が短い焼きそばパンはそばめしのそばのように短くてとても食べづらいです。
個人的に大好きだった蜂蜜の入ったパンは、どこをどうしたらそうなるのか
パンの中に入っているはずの蜂蜜が天板にこぼれてカラメルのようにバッキバキになっていました。
あと2ヶ月もすれば、人事のトレーナーはいなくなるでしょうが
あの部屋の中の独特な雰囲気は必ず残ってしまうでしょう。
ある意味罵声とも言えるトレーナーの発言を日々聞いていると
私はそんなにダメなのか?
自分の人間性までも否定されたような気持ちになります。

この人の〝言葉を選ばない言動〟に
私はどんどん参っていきました。
お昼ご飯もほとんど食べられなくなりました。確かに小さい店ですが、西保木間店にはご飯を食べられる所・お昼休みを過ごせる場所が本当に少ないのです。
女子更衣室にあるテーブルは4人座れるのが精一杯で、お昼時はずっと誰かが陣取っています。
もう一つある食堂と言われる場所は男性社員の方が使っているので、ゴミを捨てたりする以外はできるだけ遠慮して使わないようにしています。男性の更衣室はもっと狭いのです。
そこにいられなければ、廊下に出されたトレニアテーブルで食事を取るしかありません。
そのうちの半分は誰かのPCを広げていて使える状態ではありません。
ユニホームから着替えてどこかに食事に行く人もいますが、表に出るほどの食欲もなく次第に気力も失せていきました。
できるだけ手間のかからないもの
省スペースで食べられるもの…おにぎり1つだったり、小さなおまんじゅうをかじりながら時間が経つのを待ちました。

🍀どんな職場でもそうですが
自分がしっくりくる居場所を見つけるまでは居心地の悪さを感じるものです。
それは仕方がない事だし、必要な時間だと私は思っています。
でも今回だけは
その〝居場所〟が見つけられそうにないなと感じ始めていました。

そうこうしているうちに
両眼の瞼がプルプルと痙攣するようになってきました。
主人がクララファシルレンズを毎日装着してくれるようになってから目のトラブルは減ったのですが、少し不安になりました。
レンズをつけていないのに目が痛むようになりました。
ですが外傷は無いのです。
眼科で診てもらっても、確かに傷はあるけれどそれほど深刻なものではない。
ただ大事をとってしばらく外すことを勧められました。
もしかしたらこれはメンタルの問題かもしれないよ…と。

メンタルの問題だとしたら
原因をしっかりわかっています。

店長からは
メガネとコンタクトレンズを併用してくださいとも言われていましたが
どちらもとても度が強いので、重ねて使うのは難しいのです。
コンタクトレンズが使えなくなったらメガネを使えばいいじゃないかと一般の人は思うでしょうが
私の眼鏡はレンズが厚く、視野がとても狭くなるのでデスクワークならともかく、動かなくてはならないベーカリーの仕事はかえって危険を伴うのです。

病院を辞めない方が良かったのかな?
せっかく時給も上がったのに…

そんな後ろ向きな気持ちになりかけたとき前職の病院から給料明細が届きました。
退職直前に加入しなければならなくなった社会保険料などガッツリと徴収されてお給料は約半分…
60,000円ほど振り込まれていました。

やっぱり
これは辞めて正解だった。
私の選択は間違っていなかった。

〝盲学校を卒業してから
ずっと働き続けてきたじゃないか
もうそんなしんどい思いをしてまで働かなくてもいいんだよ
俺がいるじゃないか
なんで抱え込んじゃうんだよ〟

主人の言葉は本当に嬉しかった。
本当にありがとう💕
私の大切な理解者であり同志です✨

地元の諸先輩方も私のことをとても心配してくださっていました。
涙が出るほど嬉しかったです。

コンタクトレンズのドクターストップを機に、今後の勤務が難しいと感じた私は
昨日、店に退職を願い出ました。
ベーカリーの仕事を本当に嫌いになってしまう前に…



続く❣️



🍀まえぽん




























社会人アーティストまえぽんの毎日がポンポコピ〜

歌い語り描き書く表現者まえぽんです。 ✨福祉施設などに歌とお話をお届けする音楽ボランティアをさせて頂いています。コロナ禍で活動自粛の状態でしたが、リモートによる慰問や、音楽インストラクターとして施設スタッフとして加わる事で活路を見いだすことができました。 より多くの福祉関係者の方にこのことを知って頂きたくこのブログを立ち上げました。 ご興味を持っていただけたらフォローよろしくお願いします❣️

0コメント

  • 1000 / 1000