心の師匠との約束

おはようございます。
社会人アーティストのまえぽんです。

私には何人かの師匠がいます。
歌の師匠
絵の師匠
そして心の師匠です。
私が物心ついた時、母が
心の師匠のことを教えてくれました。
あの頃は
何のことだか全くわかりませんでした。

ただ
母が真剣な顔で言うのです。

これは
学校では教われないことだよ。
親でさえも
きちんと教えてあげることができないかもしれない…
だけど
この人の言うことには間違いがない。
なぜなら
この人は
きちんとした羅針盤を持っている人だからなんだよ。

いいかい?
どんなことがあっても
この師匠から離れてはいけない。
誰に何を言われても
心の真ん中に大切に持っていなさい。
それが、お前を
正しい方向に導いてくれる。
時代が、どんなに歪んでも
お前がどんな状況に、追い込まれても
お前にとって
1番良い方向を選択することができる。
いいね?

そう言うと、母は
母の生き方を通して、心の師匠の正しさを証明してくれた。
母はブレなかった。
人に裏切られたり、どんなに嫌な思いをしても、涙1つ見せず
愚痴もこぼさず、人生を全うした。

理屈じゃなくて
ここまで証明されたら
信じないわけにはいかない。

心の師匠の訃報に接し
動揺しなかったと言えば、嘘になる
とても寂しいし、残念でならない。
だけど
師匠は私を信じてくれた。
こんなちっぽけな私の成長を祈り
待ち続けて、託してくださった。

ある裏方作業の折
お腹が空いただろうと
パンと牛乳を差し入れてくださった。
私の両親が亡くなった時
どこよりも先に弔意を届けて下さった。
親孝行するんだよ
君のことを忘れないよ
〝どんなことがあっても、負けてはいけない、一見、退いたように思えても最後に勝てばいいんだよ〟
思い悩んだ時、立ち止まってしまった時、その先に進む結論を出す勇気は
師匠が示してくれた。

私が避雷針となって
君たちを守るから。
その言葉に、何度励まされた事だろう。

私のすべき事は
私にしかできないことで
周囲に励ましの種を植えること。

先生の翼の下(もと)から
受け取ったバトンを携えて
飛び立つ時が来たんだ。

先生、ありがとうございました。
先生との約束は
一生かけて果たしていきます。



☘️まえぽん


社会人アーティストまえぽんの毎日がポンポコピ〜

歌い語り描き書く表現者まえぽんです。 ✨福祉施設などに歌とお話をお届けする音楽ボランティアをさせて頂いています。コロナ禍で活動自粛の状態でしたが、リモートによる慰問や、音楽インストラクターとして施設スタッフとして加わる事で活路を見いだすことができました。 より多くの福祉関係者の方にこのことを知って頂きたくこのブログを立ち上げました。 ご興味を持っていただけたらフォローよろしくお願いします❣️

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